日本食は、中国、朝鮮はもとより、ポルトガルやオランダなどの欧州から渡来した人々の影響も受け、日本ならではの季節感を盛り込んだ美しい料理として定評があります。 江戸時代に日本式の食事の基礎ができて、儀式用、接待用の料理、茶の文化に端をなす懐石料理などが完成しました。
主にホテルや割烹店で出される献立のある料理を会席料理といいます。献立がなくても、料理の統一がなされて何品かで成り立ち、お品書きのあるものも会席料理に含まれます。
会席はご飯を食べるのが主目的ではなく「お酒を呑むためのおかず」に値します。
温かいものや冷たいものも始めから用意されていることが多いですが、酒宴となり余興などが加わる場合や、親しい人の集まり、お客様の慰安を目的とした宴席に喜ばれます。
お茶会でお茶をいただく前に茶席で出される料理を懐石料理といいます。料理をいただくのが目的というよりも、食後に席を改め、お茶を点てて飲むことが目的になります。
茶会ごとに形式も違います。正式な茶事は「正午の茶事」とされ、正午の茶事の懐石を「本懐石」とよぶ場合があります。
 
和食・洋食・中華とそれぞれの「食」にそれぞれの「器」があります。器を吟味して選ぶことは、主役である料理を演出し、より一層引き立てる名脇役を選ぶことになるのです。
 
四季の味覚を取り込んで味わう和食の世界。 多種多彩な和食器はどんな歴史を背景に生まれたのでしょうか。
 
 
日本食で正式に料理を出すとき、これを帛紗(ふくさ)料理といいます。帛紗料理は本膳料理の略式になり、お客様にご飯を召し上がっていただくための膳組です。本膳料理が七の膳まであり、作法も複雑だったため二の膳までに略されました。現在では結婚式の披露宴や恵比寿講など地方の宴席で出される場合が多くなっているようです。